「家族経営の中小アパレル企業に転職を考えているけど、どうなんだろう・・・?」
家族経営の会社が初めての場合は不安ですよね。
大手の場合は企業の口コミサイトなどネットから様々な情報を得ることができますが、中小の場合はネットから得られる情報に限界があります。
転職に失敗しないためにも、家族経営の会社てどのようなことが起こりうるのかを知っておくことが重要です。
こちらの記事では、10年の社会人経験をもとに家族経営のメリット・デメリットをまとめました。
「家族経営 = ブラック」ではない
家族経営は「ファミリー企業」とか「同族経営」などとも言われます。
家族経営に対して良いイメージを持っていない人は多いのではないでしょうか。
働く側からすると家族経営はデメリットが目立つケースが多いですが、優良企業も存在します。
重要なのは良い家族経営の会社を見つけることや見極める能力です。
入社して早々に退職を考えてしまうような職場は出来るだけ避けたいですよね。
会社側に問題があり退職した場合であっても、短期離職をすることで次に転職先を探すときにあまりいいイメージを持たれない可能性があります。
簡単なことではありませんが、自分自身でしっかり企業を判断する必要があります。
家族経営の3つのメリット
一般的に理不尽なことが多そうなイメージがある家族経営ですが、人によってはメリットになるところがあるんですよ。
経営者と距離が近い
大手企業だと社長や会長と直接話す機会はありませんし、変えたいと思って提案しても自分の意見が通らないことの方が普通です。
しかし、中小企業だと経営者との距離が近いので自分の意見を直接伝えることができます。
仕事で新しいチャレンジをしたい場合や会社をより良くするための案など取り入れてもらえる可能性があります。
また、企業の規模が小さいと誰が出した「利益」なのかというのが分かりやすいです。
例えば、他の社員よりも多くの新規顧客を獲得したり、ネット通販を刷新し売上を大幅にアップさせたなど、会社の利益に大きく貢献できた場合、給料交渉をすることができます。
給料交渉をする場合は、自分のことだけを考えず、会社がひと一人を雇う場合、どのぐらいのコストが掛かっているか考える必要があります。
会社は健康保険・年金・雇用保険などの社会保険や、オフィススペース、パソコンやデスクなどコストが掛かっています。
社員として働いていると気付きにくいですが、会社のことを考えつつ給料交渉をすることが重要です。
融通が利く場合がある
中小企業の魅力は「時間の融通」です。
会社の規模によっては大企業ようにキッチリ決まっていないことも多く、いろいろ融通してくれるところがあります。
特に子育てや介護など、家庭と仕事を両立したい人は助かりますよね。
融通してもらえる場合は、してもらって当然と考えるのではなく、会社に貢献していく努力をする必要があります。
会社経営を間近で見られる
中小企業は経営者との距離が近いので、経営者の仕事や経営者マインドなどを学ぶことができます。
将来的に独立したい人は修行の場として向いています。
経営者マインドは、会社を発展・存続させていく上で非常に重要なものなので、独立しない人も身につけることをオススメします。
一般的な社員はそのようなマインドを持っていないため、持っているだけで差をつけることができますし、貴重な人材として会社で重宝されますよ。
家族経営の3つのデメリット
家族経営の企業で働くデメリットは、とにかくモチベーションが上がらないことです。
何でも経費
中小の家族経営では公私の区別をしていない会社があります。
社長の家、プライベート用の外車、ガソリン代など、私的な出費で経費にできるものは何でも経費で落とそうとします。
日常的にこのようなことを目にする社員は不満が募ります。
搾取されていると感じてしまう
家族経営の企業で働いていると、自分たちの稼ぎが搾取されているのではないかと感じやすいです。
例えば、社長が高級車に乗っていたり、ブランド品を多数所持していたり、会話から裕福な暮らしぶりがうかがえたり、身内は高給、社員は薄給だったり、社員は出世できなかったり。
もちろん経営者はリスクを取って商売をしているので高給であることは自然なことですが、本来、会社に必要でない家族を雇ってしまうことで社員のお給料が安くなってしまう原因になります。
優秀ならまだしも仕事ができない家族が重要な役職に就いて高給だったら、「この一族を儲けさせるために自分は働いているのではないか」と考えてしまいます。
身内に甘く社員に厳しい
家族経営の企業では、家族は仕事中に私的な外出をしたり、子供を会社に連れてくるなど公私混同が当たり前のところがあります。
大手企業のようにルールが決められていないこともあり、自分たちがルールといった感じです。
家族がやっているからといって社員が同じようにするのはN.G.です。
家族はゆる〜く働くことができても社員は厳しく監視されているように感じてしまいます。
求人のPRで「アットホームな職場」とアピールされているのを見て、いろいろ期待する人もいるかもしれませんが職場は仕事をする場所です。
アットホームという言葉に惑わされないようにしましょう。
良い家族経営とは
- 社員のモチベーションを下げることをしない
- 社員が働きやすい環境を作っている
- 社長より社員のお給料を高くしている
良い家族経営はどのような会社でしょうか。
重要なのは社員のモチベーションが下がらないよう心がけている企業です。
家族がプライベートで使うものを何でも経費で落としているというだけで、社員のモチベーションはダダ下がりです。
仕事内容も、家族は簡単な仕事、社員は難しい仕事ではなく、家族に難しい仕事をさせている企業が理想です。
高い給料をもらっている家族は社員がやりたがらない大変な仕事をし、社員に楽な仕事をまわしていれば社員も納得がいきます。
会社によっては社長よりも従業員のお給料を高く設定しているところもあります。
このように会社が社員のために働きやすい環境を整えているところもあります。
家族経営の中小企業やベンチャーで働こうと考えている人は、このような点を確認し会社選びをしてみてはいかがでしょうか。
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