YouTubeが好きで様々な分野を見ているのですが、見ていると色々気づくことがあります。
「このジャンル空いてるな」とか、「この分野伸びそうだな」とか。
当サイトはファッション関連サイトなので、今回はファッション系にしぼってYouTubeのガラ空き分野をご紹介します。
YouTubeは、お金儲けのことだけを考えていると続きませんが、興味があって継続できる人に向いています。
ファッション系YouTuberガラ空きジャンル
まだ参入チャンスの可能性がある分野を自分なりにピックアップし分析してみました。
- 30代・40代・50代向けファッション(男女)
- 洋裁
- リメイク
- 洋裁の型紙(パターン)
30代40代50代向けファッションの戦略
YouTubeを見ていると20代向けファッションは飽和状態で、これから参入するのは厳しいです。
個性的で尖ったファッションだとアリですが、そもそもターゲット層が少ないのが難点。
そこで狙い目なのが男女ともに30代以上の大人向けファッションです。
【メンズ】
メンズだと、テレビでもおなじみ干場義雅氏や現役メンズバイヤーのMB氏がYouTubeに参入しています。
MB氏はYouTubeに参入して10日ぐらいで、チャンネル登録者数が非表示となっているので分かりませんが、干場氏のチャンネル登録者数は12万人以上となっています。
お二人はプロなので、動画もしっかり作り込まれていてテレビを見ているような感じです。
一般人でこの年齢層向け有名人はまだいないのでチャンスです。
【レディース】
レディースも同じで30代以上がガラ空きです。
コスメやメイクなどの美容系はいますが、こちらもファッション系はチャンスです。
すごく有名なファッションブロガーがYouTubeを始めるとみんなダダダッと来そうなので、有名ブロガーが参入する前に始めることをオススメします!
お手頃価格でVERY風ファッション
では、30代以上のファッションは、どんなジャンルの発信がオススメかというと「お手頃価格のVERY風ファッション」です。
これは女性だけでなく男性も同じく綺麗めがオススメです。
綺麗めファッションは、視聴者の日常生活にフィットしていますし、周りからの評判が良いスタイルでターゲット層が多いです。
日常着なのでお手頃価格のブランドで十分です。
イエナのワンピースやハイクのトレンチコートを身にまとってイオンモールへ行くのは現実的ではありません。
ただし30代以上にプチプラを提案する場合は注意が必要です。
プチプラは格安なため素材が安っぽく、年齢が上がるにつれ老けて見えてしまいます。
分かりやすくブランドで例えると「30代以上はGUよりもユニクロユー」といった感じです。
30代以上のファッション雑誌で紹介されるブランドは値段がグッと上がりますよね。
年齢が上がるにつれ上質なものを身に付けることが理想ですが実際は難しいので、「お手頃価格でVERY風ファッションを楽しめるんだよ!」というのを発信すると需要はあると思います。
情報がアップデートされていない
特に30代以上の方はファッションに限らずメイクなどオシャレに関する情報が更新されていない傾向にあると感じます。
10代や20代の頃はファッションに夢中だった人でも、オシャレから遠ざかってしまう人が一定数います。
理由は様々で、
- 参考になる雑誌がない
- 結婚や子育てで使えるお金が減った
- 年齢にあったオシャレが分からない
- 体型の変化でオシャレに興味がなくなった
- ファッション以外にお金を使うようになった
- 年齢が上がるにつれ興味がなくなった … etc
じゃあオシャレに興味がないかといったらそうではなく、アメブロでユニクロやプチプラを取り入れたファッションブロガーが人気になっているように興味はあるのです。
雑誌「VERY」は非現実的な感じがしませんか?
モデルさんの豪華なセレブ生活っぷりやそこから放たれるオーラに圧倒され、自分とは住んでいる世界が違うと感じてしまい見ていない人がいるのではないでしょうか。
体型やライフスタイルが自分と近い人がVERY風ファッションを紹介すれば親近感がわくので需要はあると思います。
影響を与えることができる年齢
30代〜50代のファッション系がガラ空きなら、さっそく始めようと思った人もいるかもしれませんが、ちょっと待って!
あなたの年齢はいくつですか?
一般的に自分の年齢の上下5歳から10歳ぐらいが影響を与えることができると言われています。
ファッションに関しては上下5歳ぐらいかなと感じます。
20歳の人が30代向けファッションを紹介しても見てもらえる可能性は非常に低いです。
「顔出しせず声だけにすれば大丈夫!」と思っている人もいるかもしれませんが、声だけでも年齢は分かります。
それに年齢が上がるにつれ体型の変化があります。
肩周りにお肉がついたり、全体的に厚みが出てきたり、その年齢になった人にしか分からない悩みがあります。
ただファッションを紹介するだけでなく、それぞれの年代の悩みや生活スタイルにあった紹介が必要となってきます。
顔出しは必須でない
YouTubeというと顔出しに抵抗があり、そこで諦めてしまう人もいると思います。
特に会社員として働いている人は、会社に知られたくなかったり、会社が特定されたり、万が一、何かやらかしてしまった時に会社に迷惑をかけたくないなどの理由で顔出しをしたくなかったり、プライベートでは自宅が特定されたり、外出時に声をかけられるなど生活する上で不自由が発生することへの不安もあるかと思います。
しかし工夫をすれば顔出ししなくても成功している例はたくさんあります。
例えば、ペットを飼っているのであれば、ペットを出すことで、自分が顔出ししなくてもチャンネルの顔になってくれます。
ファッションに興味がない人でも「猫好き」「犬好き」の人も集客できます。
30代以上で顔出ししている人は、会社員よりも会社やお店を経営していたり、フリーで活動している人が多いです。
顔出しのメリットは色々ありますが、一番大きなメリットは「信用を得ることができる」です。
例えば、英会話教室をしているのであれば、「単語の覚え方」や「LとRの発音の仕方」など、役立つ情報を発信することで、視聴者の中からこの英会話教室に通いたいという人やこの英会話教室で働きたいという人が増えます。
YouTubeを広告として利用するといった感じですね。
顔出しはメリットもありますがリスクもあります。不安がある場合は無理せず工夫して乗り切りましょう!
自分の体型に自信がなくても大丈夫
YouTubeでコーディネート例や作った作品の着用動画を載せる場合、体型に自信がなくて躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、モデル体型である必要はありません。
普通体型やぽっちゃり体型など、自分に近い体型だとイメージしやすいからです。
モデル体型の人が着るとイメージが湧きにくいですよね。
洋服は着用した方が伝わりやすいので首から下を写せば問題ありません。
YouTubeは素人でも発信できるツールです。「素人」を生かした動画にすることを心がけてください。
洋裁の戦略
洋裁をしている人の人口はそれほど多くありませんが、子供服や大人服の洋裁系も参入チャンスがあります。
バッグやポーチなどの小物類に比べると洋服は本当に少ないです。
洋裁系はとにかくオシャレな生地を使い、手作りっぽくない仕上がりにすることがポイントです。
その辺の生地屋さんで売っている生地で作るとどうしても手作り感がでますよね。
大人服はナチュラル系が多いので、ターゲット層が多いVERY系の綺麗めを狙うのがオススメです。
難しいデザインの洋服を作る必要はなく、シンプルなデザインで構いません。
「これ手作りなの?」「こんなオシャレな洋服が作れるの?」と言う反応が理想ですね。
作った洋服はメルカリで販売してもいいですね。
リメイクの戦略
「BEAMSクチュール」ってご存知ですか?
主にBEAMSの倉庫に眠っているオリジナル商品のデッドストック品に手を加えアレンジして甦らせるブランドです。
BEAMSクチュールのInstagramを見ていただくと分かるのですが本当にセンス良く、「リボン」「チュール」「レース」などをプラスしてスポーツミックスにしたり素敵に仕上がっています。
ただしリメイクはセンスが必要です。
ファンがつけば売って欲しいとの要望がくるので販売することもで、YouTubeの収益に頼らず収入を得ることができます。
型紙(パターン)の戦略
洋裁をする人の多くは型紙を購入して作っています。
型紙によっては、見頃を細くしたいとか、丈の長さを変えたいなど感じている人も多いです。
元の型紙をイジるときの注意点だったり、型紙をアレンジして作るアイディアなどあると良さそうです。
あと、お気に入りの洋服から型紙を作る方法も需要がありそうです。
プロのパタンナーさんからすると、1cm違うと着心地が変わるのでオススメされないかもしれませんが、型紙を自分で引けない普通の人は気にしていませんし、そこまで求めていない人が多いです。
プロの考えもあわせて紹介しつつ、みんなが求めている役立つ情報を発信する必要があります。
YouTubeに大人が続々と参入
YouTubeを見ていて気づくのが、どんどん大人がYouTubeを始めているということ。
特に30代が増えていて、今後40代、50代と増えていくでしょう。
今までのYouTubeは、若い人たちがエンタメ系の動画を中心に発信していましたが、30代以上の大人が発信している内容は「大人向け」動画になっているのが特徴です。
例えば、教育系・転職系・ビジネス系など、自身の経験をもとに語る動画は人気です。
業界で働いた経験や、自身の失敗から学んだことやアドバイスなど、興味深く業界は違えど非常に参考になる内容が多いです。
これは学生や社会経験の浅い若い人には発信できない内容です。
会社勤めをすることにネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、会社で得た経験や知識を元にYouTubeで副業をすることができます。
組織に所属しているからこそできる仕事、人間関係、出世している人の特徴など、様々なことが学べます。
会社勤めをすることで「語れる何か」があることは強みになります。
みんなが求めている情報を発信
YouTubeに限らず、ブログ・Instagram・Twitterなどで情報発信する場合、「自分が言いたいこと」「自分が興味あること」「自分の好きなもの」を発信してしまいがちです。
趣味でするのであれば問題ありませんが、ビジネスにつなげたい場合は、自分のしたいことを発信するのではなく、みんなが求めている情報を発信する必要があります。
「雑貨が好きだから雑貨屋さんを開く」とか、「コーヒーが好きだからカフェを開く」という理由で開業すると失敗するのと同じです。
自分が発信したいことと、みんなが求めていることが一致していれば問題ありませんが、そうでない場合はグッと我慢しましょう。
自分はモード系ファッションが好きでも、ユニクロの需要があるならユニクロを紹介する必要があるということです。
「サラリーマン X 副業」が最強
今の時代、1つだけの収入に依存するのは危険です。
大手では45歳でリストラという流れになっています。
さらにトヨタ自動車の社長や経団連のトップが、終身雇用は難しいとの発言もあり、終身雇用制度の崩壊が加速しそうです。
中小企業の場合、45歳でリストラの可能性は低いですが、会社が存続するかという不安があります。
これからの理想的な働き方として、会社で安定したお給料をもらいつつ、個人で稼ぐ力を身につければ、万が一、会社が倒産しても安心です。
まずは50本、100本でスタートライン
「動画3本あげたけど誰も見てくれない・・」というのは普通です。
YouTubeは継続する必要があります。
事前に調査していても、どんな動画が見られるのか分からないので、いろいろ試してみなければなりません。
まずは50本作ってみると再生回数が多い動画と少ない動画が出てきます。
再生回数が多い動画は需要がある可能性が高いので、そこから広げていったり、関連した内容を出したり、さらに新しい内容を試しに出してみたり、試行錯誤しながらもう50本作成するぐらいの根気が必要です。
YouTubeを始めた時がスタートという感じがするかもしれませんが、動画100本作ったあたりが本当のスタートといった感じです。
そして、継続するには動画で紹介するアイテムを購入したり、動画編集を依頼した場合はその費用などコストや時間がかかります。
継続したからといって必ず成功するわけではありませんし、間違った方向に努力をすれば結果は出ません。
なので、いきなり「YouTuberになる!」といって会社を辞めるのではなく、働きながらYouTubeをすることをオススメします。
仮にYouTubeが失敗しても動画編集を自分でやっていればそちらの技術が身につきます。
まだYouTube参入してくる人は増え続けると思うので、動画編集の副業をすることができますよ。