爆買い規制でどうなる?中国政府が銀聯(ぎんれん)カードに引き出し制限

中国人“爆買い”にブレーキ? 大人気のカードに引き出し制限、幹部の資金流出を牽制か

【上海=河崎真澄】中国国家外貨管理局は1日までに、約6億人に普及しているという中国の「銀聯カード」を使って海外で外貨を引き出す際の上限額を、来年1月1日から1枚当たり1年間で最高10万元(約190万円)までとする規制を設けることを決めた。現在は1日1万元(約19万円)まで引き出しや決済が可能だが、これに年間の上限を追加する。海外を訪れる中国人観光客の“爆買い”を支えてきたカードだけに、影響がじわりと広がりそうだ。

外貨管理局はまた、1日から始まった国慶節(建国記念日)の7連休を含め、12月31日までの期間も5万元(約95万円)の上限を追加した。

外貨管理局では今回の規制の理由を「マネーロンダリング(資金洗浄)問題への対策」と説明している。銀聯カードの機能を悪用し、政府幹部らが汚職で得た人民元の資金を海外で外貨に換えたり、資産家らが人民元安の進行を見込んで海外に資金を流出させたりする動きを阻止する狙いがある。

(以下省略)

http://www.sankei.com/world/news/151001/wor1510010029-n1.html

2015.10.1 15:21 産経ニュース

5月の黄金週間(ゴールデンウィーク)、10月の国慶節、2月の春節と中国人観光客による爆買いが定番化してきましたが、中国政府が海外へ流出する個人マネーを抑制しようと「銀聯カード」に規制を設けることを決めたようです。
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銀聯(ぎんれん)カードとは

銀聯カードとは、デビットカードのようなものでクレジットカードではありません。例えば日本のデパートで銀聯カードで1万円支払った場合、中国の銀行口座から引き落とされるとう仕組み。海外のATMで現地通貨を引き出すこともでき、日本国内にも利用できるATMがあります。

今までは銀聯カードを使った海外での外貨引き出しや決済の上限額は1日1万元(約19万円)まで可能だったのが、それに加え1年間で最高10万元(約190万円)という年間の上限が追加されました。

規制をする理由は

中国の外貨管理局は規制する理由を「マネーロンダリング(資金洗浄)問題への対策」と説明していますが、中国政府の発表するデータや発言などは常に疑念がつきまといます。本当の理由は何なのでしょうか?

専門家の意見を見比べて、これが理由ではないかと思ったのがこちらの記事。

中国が資金流出に規制 海外のショッピング制限、爆買いに陰り?

規制する理由は「外貨流出を阻止するため」と説明しています。「国内から資金が流出する場合、自国通貨が売られ、ドルなど他国通貨に両替される。これが大規模に起きた場合、通貨の暴落が発生する」とのこと。

中国は、外貨準備を取り崩してドルなどを売って人民元を買い戻し人民元の価値を支えているという状況のようです。中国が2015年に取り崩して使った外貨準備は、約5126億ドルと言われています。通貨危機を引き起こさないために必至になっているようです。

参考:中国の外貨準備マイナス続く 1月も11兆円超の減少 資金流出と為替介入で

外貨準備とはキャピタルフライト(資金流出)に対する備えであり、通貨価値を維持するための保険のようなものである。国内から資金が流出する場合、自国通貨が売られ、ドルなど他国通貨に両替される。これが大規模に起きた場合、通貨の暴落が発生する。これを抑制するのが外貨準備であり、中央銀行などが他国通貨を売り、自国通貨を買うことで通貨の暴落を防ぐという仕組みである。

日本の外貨準備は日本政府と中央銀行の純資産となっているので全額使うことができるのに対し、中国の外貨準備には、中国の企業が預けている決済用資金が含まれている可能性があると指摘されています。

中国の外貨準備は額面上では世界最高水準ですが、この内いくら使うことができるのか分からないとのこと。このことから、中国政府は中国人観光客が海外で使う外貨にも規制をかけ始めたのではないかとのことです。

中国は共産党の意向でどんどん法律が変わって人やお金をコントロールしてしまうので、中国人観光客に依存した経営やこれから投資をするのは危険な感じがします。

2016年、中国人による爆買いはどうなるのでしょうか。

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