中国人の爆買いに急ブレーキ!?百貨店大手5社が減収

百貨店5月度は大手5社が減収 インバウンド失速が顕著に

有力百貨店の5月度売上高は、三越伊勢丹が前年同月比91.3%、高島屋が同98.1%、そごう・西武が同96.1%、大丸心斎橋店を縮小営業する大丸松坂屋百貨店が92.8%、阪急阪神百貨店が同98.3%だった。引き続き婦人服が低調だったことに加えて、下支えしてきた都心店のインバウンド(訪日外国人観光客)の失速が顕著になった。

(以下省略)

2016年6月1日 WWD JAPAN

https://www.wwdjapan.com/business/2016/06/01/00020667.html

大手デパート5社の5月度売上高が減収だったとのニュースがありました。

理由は、婦人服の低調と都心店の外国人観光客の買い物額が減少したことによるものとのこと。

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中国人の爆買いに急ブレーキ?

都心のデパートで外国人観光客といって思い浮かぶのが中国人。

中国人の爆買いに何かあったのか調べたところ、中国政府は、2016年4月8日から中国人が海外で購入した商品を中国国内へ持ち込む際に発生する関税の引き上げを行ったようです。

高級腕時計の関税は30%から60%に、お酒や化粧品などは50%から60%に引き上げられたとのこと。

参考:「爆買い」に赤信号? 中国が関税引き上げの強行策 – 産経ニュース

中国政府の狙いは中国国内の消費を促すこと

関税が引き上げられたことで、たとえ日本で安く購入できたとしても、中国国内に持ち込むことで高い関税を支払わなければなりません。

中国政府は高い関税をかけることで、中国国内で購入した場合との価格差をなくし、中国国内での消費を促す狙いがあるようです。

中国政府がこのような政策を行うことから、中国経済の落ち込みは想像する以上に深刻な状況ではないかと言われています。

2015年10月には、中国政府が海外へ流出する個人マネーを抑制しようと「銀聯カード」に規制を設けました。中国人の海外消費を抑制しようと中国政府は必死のようです。

関連:爆買い規制でどうなる?中国政府が銀聯(ぎんれん)カードに引き出し制限

「代購」と呼ばれる人たちの爆買い

ロイターによると、日本で爆買いをしている中国人には「代購」と呼ばれる人たちがいると報じています。

「代購」とは、中国人の個人が日本へやって来て、安く購入した商品を中国へ持ち帰り販売する人たちのこと。

有名ブランド品などは、中国で購入するより日本で購入する方が安いという理由や、日本で販売されているのは本物であるという安心感があります。

参考:中国人の爆買い担う「代購」、政府が取り締まり強化 – ロイター

日本政府は中国人向けビザをさらに緩和

ここ数年、日本政府が中国人ビザ要件をどんどん緩和しています。

直近では、2016年の夏までに、中国人向けビザについて、有効期限内に何度でも日本へ入国できる「数次ビザ」の対象が拡大されるようです。

参考:対中国ビザ、10月に要件緩和 最長5年から10年に 岸田文雄外相が表明

クルーズ船で日本へ来て失踪する中国人も

クルーズ船から失踪の中国人相次ぐ 不法入国の新手口か

中国の富裕層などが観光に使うクルーズ船の日本への寄港が急増するなか、入国したあと船に戻らずに失踪する中国人が相次ぎ、去年からことしにかけて20人余りに上っていることが、警察などへの取材で明らかになりました。クルーズ船での入国は去年からビザが不要となっていて、入国管理局などは制度を悪用した不法入国の新たな手口とみて警戒を強めています。

中国から日本への観光客が増加するなか、主に富裕層が利用するクルーズ船については、去年1月から日本での滞在時間など一定の条件を満たせばビザの取得が不要となっています。

クルーズ船の日本への寄港は急増し、去年はおよそ1000回に上っていますが、入国したあと船に戻らずに失踪した中国人が、去年7月から今月にかけて22人に上っていることが、警察や入国管理局、海上保安庁への取材で分かりました。

(以下省略)

5月31日 17時06分 NHKニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160531/k10010541451000.html

クルーズ船で日本へ入国する際は、昨年からビザが不要になったようで、日本へ上陸後、船に戻らず失踪する中国人が相次いでいるとのこと。

中国人の消費額は約1兆円

中国人旅行者の日本での消費額

資料:訪日外国人消費動向調査 – 観光庁

2015年の訪日外国人の消費額は年間で約3兆円となっています。3兆円のうち中国人の消費額は約1兆円です。

ちなみに日本の消費は約300兆円と言われています。

メディアで中国人の爆買いが取り上げられ、中国人観光客がいないと日本経済は成り立たないのではと錯覚してしまいそうですが、日本の消費300兆と中国人観光客が日本で消費する1兆円を比較すると、1兆円という額はとても少なく感じます。

日本の消費の大部分は日本人がしていることになります。

消費税増税や、お給料が増えないこと、非正規社員などの理由により、日本人がお金を使わなくなったから、お金を持っている外国人に日本に来てもらおうという考えなのかもしれません。インバウンドにより一部で潤っているということは確かですが、日本全体が潤うという訳ではないようです。

日本人の消費を回復させ、日本人の消費だけでもやっていけるようにすることが理想で、それにプラスして外国人観光客の消費もあればもっといいと思います。

中国人の爆買い関連記事はこちら

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